イタリア行ってきた(文化編)

言語

イタリアのいいところは、イタリア語の発音のしやすさだろう。そのままローマ字読みで日本語発音をしても十分に通じる。r は舌を巻いたほうが、ネイティブに近いのだろうけど、巻かなくても十分に通じる。

この通じるという意味としては、言語そのものの発音もあるのだが、添乗員さんに言わせると「イタリア人は耳がよく勘もいい」というところも大きい。割とすぐにくみ取ってくれるのだ。

というか、観光地に限って言うと、店の人が日本語で話しかけてくる。そして簡単な日本語ならやりとりできてしまう。ツアーでよくつかわれる店ならば、メニューは日本語で書かれてあるくらいだ。

食べ物

ピザとパスタはふつうに旨い。基本的に失敗がない。

僕はお酒が飲めないので、ワインを楽しむことはできなかったが、生搾りのオレンジジュース(spremuta)は、どこで飲んでも美味かった。カプリ島のレモンシャーベットも格別に美味い。やはり柑橘類は美味いのだ。でもホテルの朝食の飲み放題のオレンジジュースは明らかに生搾りではなく、化学薬品みたいな味がするので注意が必要だ。

あと、ローマで食べたマンゴーのジェラートは濃厚で濃厚で、日本で誰かやってくれ!と思うくらいおいしかった。

カプチーノもどこで飲んでもおいしかった。

落書き

イタリアに着いて、まずびっくりするのは落書きの多さである。店のシャッターだろうが、壁だろうが、電車だろうが、高速道路だろうが、遺跡だろうが、手の届くところは落書きだらけである。南のナポリだけでなく、北のミラノだって同じである。

これはちょっとがっかりだった。

ダ・ヴィンチミケランジェロを彷彿とさせるような絵を落書きするならまだよいが、ほぼ、わけのわからん文字である。JR山手線でみかける感じである。

たまには絵もある。

なんでジム・モリソンやねん。

治安

添乗員には口すっぱく「スリや置き引きには気をつけろ」と言われた。ガイトさんによっては、10歩あるくことに言う人もいた。声をかけられてもすべて無視しなさいと。あとジプシーにも気をつけろと。ミラノではミサンガを勝手に手に巻いてきてお金を請求してくる黒人にも気をつけろと。

もちろん日本の治安がよすぎるのかもしれないが、こういうのはちょっと悲しくなる。みんな生きるのに必死だとしてもだ。

以下、7/5追記

トイレ

トイレは遅れていると思う。
ウォシュレットはない。

ヨーロッパはほぼそうなのかもしれないが、9割以上がまだMT(マニュアルトランスミッション)だそうだ。日本でもMTのぼくはなぜかうれしく感じてしまう。ツアーのバスから高速で隣を走っていく車を観察しててもほぼMTであった。ドライバーは5台に1台は女性だったが、もちろんMTを乗りこなしている。いい国だ。

あとイタリアの人はみんな運転がうまい。
電車が発達していない分、車は多い。路上駐車もとても多い。

車種で多いのは小型のハッチバックタイプ。高級車は4WDは走ってはいるが少ない。

メーカーはさすがヨーロッパ。ほとんどがヨーロッパ車である。フォードもわりと多い。日本車や韓国車は思ったほど走っていない。いや走ってるんだけど。

アルファロメオは日本では赤い印象があるが、真っ赤なアルファロメオは一台も見なかった。

後悔

初めてのヨーロッパ旅行だった。

後悔は、

  • もっとミケランジェロダ・ヴィンチを勉強しておけばよかった
  • もっと旧約聖書の世界を勉強しておけばよかった
  • もっとイタリアの歴史を勉強しておけばよかった
  • もっとイタリアの出ている映画を見ておけばよかった
  • もっとイタリア語を勉強しておけばよかった
  • 一眼レフカメラをもっと研究しておけばよかった

ということか。

一眼レフカメラは直前に借りたから仕方なかったんだけど。

まとめ

ほかの国を知らないのにこんなことを言うのはなんだけど、イタリアはおすすめ。料理おいしいし、美術品とか芸術品の鑑賞はできるし、町に歴史あるし、気候は過ごしやすいし、観光にはもってこい。