黒澤明作品のリメイクって・・・。

最近、黒澤作品のリメイクがテレビで放映されたそうですね。『生きる』と『天国と地獄』。
ぼくの親父に言わせると「まったくダメ」だったそうだ。
たしかに配役を聞くと「・・・。」となる。

まず『生きる』。http://www.tv-asahi.co.jp/ikiru/
もちろんオリジナルは志村喬が渡辺勘治の役である。あの「みすぼらしい感じ」がたまんなくいい。
それがなんだ松本幸四郎って。ダメなんだよ、そんなかっこいい男が演じては。わかってなさすぎる・・・。


次に『天国と地獄』。http://www.tv-asahi.co.jp/tengoku/
権藤役は佐藤浩市。ぼくはまぁアリかなと思った。オリジナルは天下の三船敏郎である。
仲代達也の演じた戸倉刑事を阿部寛が演じるのも、しぶしぶではあるが受け入れるとしよう。
権藤の妻は鈴木京香? ま、当時の香川京子も美人だったし、いいんじゃないかな。

しかしである。

竹内銀次郎を妻夫木聡ってどういうことよ。全然だめじゃん(元は山崎努
はぁ。まったくのミスキャスト。妻夫木はかっこよくてさわやかすぎるんだよ。それじゃだめなんだよ。

それにhttp://www.tv-asahi.co.jp/tengoku/のタイトル文字の装飾。
センスがないとしかいいようがない。

頼むから『七人の侍』だけはそっとしておいてくれ。
あと『椿三十郎』と『用心棒』も。
まだあった『隠し砦の三悪人』も。
あとあと『酔いどれ天使』も。
(『赤ひげ』は何度かリメイクされてますね)

追記:
 テレビ朝日のページの「ご意見・ご感想」には肯定的な意見しかない。なんだよフィルタかけてんのかよ。